金沢大学

金沢大学附属病院

報告者氏名:中西悦子

H22年度
国公私立大学病院副看護部長研修

安全で安心な指示の実施ができるための取り組み

[概要]
平成22年2月より、紙指示書で行っていた「指示出し・指示受け」が電子カルテシステム運用となった。医師はいつでも院内どこからでも指示だしできる環境となり、指示に関するデータ収集も可能になった。電子カルテシステムへの変更にあたり、医師・看護師間で話し合い「翌日の指示は、前日の15 時までにオーダー入力を完了する」をルールとした。これは、翌日の検査・治療が予定通り実施できるための準備や患者への説明と対応を確実に行うためのものである。しかし、5月に行った調査では、病棟における指示総数約2400件/日に対し、ルールは25%程度しか守られていなかった。また、「15時以降に指示を入力した場合は、看護師に連絡する」というルールに関しても、時間外指示約1789件/日に対し、連絡件数は251件、連絡率は14.0%であり、看護師に連絡もなく指示が入力されている現状であった。その結果、連絡がないため指示が出たことに気づかず、重要な検査・治療が実施されない、指示受け漏れにならないかと看護師が何度も指示を確認する作業が生じ、業務が煩雑になるなどの影響が出た。そこで今回、指示出し指示受けシステムで生じている問題を明確にして、ルールが守られ、患者に安全で安心な指示の実施ができることを目標に取り組むこととした。

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