関西医科大学

関西医科大学附属病院

報告者氏名:稲井 久美子

R1年度
国公私立大学病院副看護部長研修

継続看護が発揮できる外来看護体制の再構築〜認知症・せん妄患者への外来・病棟連携〜

[概要]
2025年には団塊の世代が75歳以上となり少子高齢化により医療・介護ニーズはさらに増大し、医療は従来の病院完結型から地域完結型へと変化している。厚生労働省によると、認知症を患う人は700万人を超えると予測されており、住み慣れた環境で最期まで暮らせるよう支えていく必要がある。外来看護師は従来の処置・治療の介助だけではなく患者の生活が円滑に送れるよう支援することが重要となる。今年度、固定チームナーシングに基づいて複数名いる外来管理者の管理体制を見直した。外来看護の役割や機能について各自学習を深め、医療・看護を継続させるための取り組みをはじめ外来看護の強化策について検討を重ねた。病棟との連携体制を強化し在宅にケアを繋ぐことを外来の目標に掲げ、固定チームナーシングのチーム活動が活発に行われた結果、70%以上の目標到達に至った。又、認知症・せん妄発症のリスクが高い患者への早期介入については、管理者が研修に参加し能力を高めるとともに認知症ケア加算取得に向けて体制を整備した。結果、外来を含めた必要な部署に認知症ケアについて指導できる管理者を配置し認知症ケアに関する体制を構築することができた。今後は、外来と病棟に所属する2名の認知症看護認定看護師が外来・病棟の継続看護を効果的に実践できる体制を整備する予定である。

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