長崎大学

長崎大学病院

報告者氏名:岡田 みずほ

R1年度
国公私立大学病院副看護部長研修

指導料等の適正な算定に向けた基盤整備

[概要]
医師や看護師が行った患者指導は、適切に行われることで病院収益にもつながることから、適切な患者指導の実践と算定は、職員一人一人が診療報酬を理解の上に成り立つと言っても過言ではない。しかし、大学病院は他の医療施設と比較し、職員の入退職が多いこともあり、算定等に関する知識のばらつきやシステムの不慣れによる算定漏れなどにより、実施した患者指導が適正な算定につながらない状況が散見された。今回、他施設訪問を行い、「有機的な場づくりを行うことで他部門との連携強化は自然と促進される」との助言を得ることができた。その他施設訪問後、医師が算定する指導管理料及び医師と看護師が協働して算定できる指導管理料や指導料等の適正な算定に向けた基盤整備として、医事課職員と経営担当副看護部長をコアメンバーとするチームを設置した。また、アドバイザーとして、事務部長、看護部長の協力を得て活動を実践した。
今回、多職種・他部門が関わるがん患者指導管理料の算定が伸び悩んでいる点に着目し、外来看護師、がん診療センターの担当看護師(以下、がん看護専門看護師と略)等を協力者として、現状の算定までの運用フローにおける問題点の抽出を行った。その結果、看護師が病状説明への同席をタイムリーに行うためには、医師への積極的な働きかけのみならず、外来看護師とがん看護専門看護師との役割分担の明確化と情報連携のあり方を再構築する必要があることが明らかとなった。今後、看護師間の役割分担の明確化を含め、医師を含めて運用フローを見直すことで、算定向上を目指すことが重要である。

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