名古屋大学

名古屋大学医学部附属病院

報告者氏名:澤井 直子

R1年度
国公私立大学病院副看護部長研修

転倒転落事故を防止し、安全な療養生活を提供する取り組みについて

[概要]
2025年には、団塊の世代の約800万人が75歳以上の後期高齢者となり、それに伴い入院患者の高
齢化も進んでいる。高齢者は、筋肉量が低下し身体機能が低下している状態であるサルコペニアとなり、さらにフレイルになることで転倒・転落のリスクが高まる。入院患者の転倒・転落事故は、疾病の回復遅延やADLの低下など患者のQOL に影響を及ぼすばかりでなく、その後の治療方針にも重大な影響をあたえる場合も多い。今回、転倒・転倒転落事故防止策として患者安全推進部が、各部署での取り組みを部署間で共有する機会を定期的にもつことや、各部署の取り組みを師長会や業務担当副師長会で共有することで、自部署の取り組みに活かす機会を作った。これにより、自部署の取り組みを活性化し他部署の取り組みを取り入れることができた。その結果、2018年度の入院患者における転倒・転落発生率2.26‰から2019年度(4月~1月)は、2.19‰と若干減少した。しかし、電子カルテシステムにおける転倒転落アセスメントシートのリスク評価の見直しや看護計画の具体策の表示については、活動の半ばであり今後の課題である。

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