島根大学

島根大学医学部附属病院

報告者氏名: 周藤 幸子

H30年度
国公私立大学病院副看護部長研修

安全な内服薬運用システムの改善に向けた多職種・多部門と連携した取り組み

[概要]
当院は,持参薬取り扱い変更のため H28 年より持参薬オーダ運用開始,H29 年 6 月には持参薬及び院
内処方薬の電子カルテ実施入力が開始されたが,薬剤に関するインシデント報告件数は全体の 3 割で、
ここ近年で変化がみられていない。与薬時の確認不足,電子カルテシステムの問題等により与薬時の確
認作業に時間を要していること,持参薬と院内処方薬の併用による煩雑さにより運用ルールが遵守され
ていないことなどの問題が生じていた。そこで,各部署の与薬時の確認作業の現状や問題点を明確にし,
安全な内服薬運用に向けて多職種・多部門と連携して改善に向けて取り組むことを計画した。各部署で
は,確実に与薬するために電子カルテの処方指示と薬袋の処方箋と併用した確認作業を行っていた。医
療安全カンファレンスで,内服薬インシデント事例の分析や中止薬が発生した場合の問題点を共有し対
応策を検討,院内リスクマネージャー会議で周知された。看護部業務委員会では,医療安全管理部 GRM
と連携し安全な与薬を行うための取り組みを再度周知したこと,電子カルテの「処方実施一括中止機能」
の活用や中止薬が発生した場合は再処方するなどマニュアルの遵守により,電子カルテでの確認作業は
しやすくなった。しかし,多部門や多職種と連携した持参薬と院内処方薬の併用による運用の見直しや,
与薬時の確認作業を院内ルールに沿った電子カルテシステムで管理できるための取り組みが課題とし
て残った。

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