東京医科歯科大学

東京医科歯科大学医学部附属病院

報告者氏名:小松佳子

H30年度
国公私立大学病院副看護部長研修

認知症看護の質向上と認知症ケア加算取得への取り組み

[概要]
当院利用患者の居住地域の高齢化率は上昇傾向にあり、高度先進医療を受ける認知症高齢者患者の増
加が予測される。2014 年の看護部内における「せん妄患者のケアの質向上」活動は継続されず、2016
年に誕生したユマニチュードインストラクター任せの状況が散見され、現場の実践力の向上につながっ
ていない。認知症看護認定看護師がいない中、認知症ケア加算の取得を目指し、教育担当として 2017
年度に認知症対応力向上研修受講者を募り、24 名誕生したが加算要件には満たなかった。
そこで、認知症対応力向上研修修了者とユマニチュードインストラクターからなる『オレンジケアワ
ーキング』チームを結成し、4 つのグループに分けて、①認知症ケアに関する手順書作成②認知症ケア
加算対象者スクリーニングシート作成③標準看護計画作成④スタッフへの研修会資料作成に取り組み、
関係する診療科や事務部門の協力を得て試案はほぼ完成した。次年度は、看護部の正式なチームとして
『オレンジケアチーム』を設置し、活動を継続して認知症ケアの充実に取り組むこととなった。看護部
全体への啓蒙活動として、「認知症サポーター養成研修」を開催して約 20%の看護師が参加し、3 か月
後評価では学んだことを実践できていたことより次年度も継続していく。また、認知症ケア加算Ⅰ・Ⅱ
取得を病院長ヒアリングにおいて増収案として提案し、多職種からなるワーキングの設置を依頼し今後
準備を進めていく予定である。

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