信州大学

信州大学医学部附属病院

報告者氏名:下村 陽子

H26年度
国公私立大学病院副看護部長研修

看護管理者が行う組織作りと看護の質改善 ―看護補助者活用のための体制整備を通して―

[概要]
昨今の診療報酬改定により、看護師と看護補助者はチームを組んで、看護の質向上や看護師の労働環境改善に取り組んでいくことが明確な行動目標になった。当院でも、今年度「急性期看護補助体制加算50対1」取得を考えた。まず、増員された看護補助者が医療チームの一員として、やりがいや勤労意欲をもって働き続けられるように、看護補助者の組織作りが必要と考え体制作りに取り組んだ。  
さらに、看護補助体制整備本来の目的である、看護チームとして質の高い看護の提供のために、看護師が専門性を発揮して本来業務に専念できるよう適切な役割分担を明確にし、看護補助者の役割拡大をすることにつなげられるよう看護補助者の知識・意識向上にも取り組んだ。
看護管理者としての戦略的視点は、①看護補助者が安心して働くための環境整備 ②病院組織への貢献 ③看護師との協働 を3本柱として意図的に取り組んだ。
その結果、看護補助者リーダー・サブリーダーを中心に横断的活動の特権の元、看護補助者メンバーの声を吸い上げ、問題解決につなげられたことから看護補助者が組織としてまとまり、「自分達の仕事は看護師の手伝いだと思っていたが、間接的に患者さんに繋がっている。」と表現する者も現れ、業務意識の変容がみられた。‘看護補助者’というプロ集団へ組織として成長した。
今後は、看護の質にどう影響しているかアウトカムを出すために評価指標を決め、取り組んでいく。

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