福島県立医科大学

公立大学法人福島県立医科大学附属病院

報告者氏名:渡部智恵子

H29年度
国公私立大学病院副看護部長研修

原子力災害対応医療施設として被ばく災害医療対応向上の取り組み

[概要]
福島県立医科大学附属病院は災害拠点病院であり、基幹災害医療センターとしての役割を持つ。東日本大震災による原子力災害に伴い、被ばく医療体制の整備が求められていた。新たな被ばく医療体制として、当院は平成27年には国から高度被ばく医療支援センター、原子力災害医療・総合支援センターに指定され、原子力災害体制が構築された。そのため、施設の役割として、被ばく患者の受け入れや原子力災害が起きた場合、災害地域での医療活動を行っていかなければならない。
しかし、平成23年の東日本大震災から7年の年月が経った現在、時間の経過とともに災害に対する危機意識が薄れつつある中、「定期的な災害訓練が実施されない」、「訓練参加するスタッフが少ない」などの現状がある。また原子力災害に関するリスク認知はさらに低く、院内において被ばく災害医療について周知されていないという現状もある。このような組織全体の災害対応の対策が十分に行われているといえない中で、被ばく災害医療体制を整備していくことは困難であると感じている。
看護部で業務担当の副部長としての役割を担い、災害医療に関することも担当している。今回、他部門と協働・調整しながら、被ばく医療体制の充実を図り、被ばく災害医療対応の向上に取り組んだ。その結果、被ばく医療に携わる人員の育成や、被ばく医療対応マニュアルの整備を行うことができた。

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