福井大学

福井大学医学部附属病院

報告者氏名:大北美恵子

H29年度
国公私立大学病院副看護部長研修

「業務的視点の働き方」から「患者に寄り添う気配り先取りの看護」への働き方改革の取り組み

[概要]
在院日数の短縮により入院患者の重症度は高くなり、高齢化と認知症患者の増加によって複雑な治療指示の伝達や実施が困難になっている。看護師は複雑な治療指示の確認に時間を要し患者の傍に居る時間が少なくなっている。そのため1日に300回~500回のナースコール対応に追われている。この悪循環の中で看護師は業務を安全に実施することに精一杯で、看護の喜びや充実感を感じることが希薄になってきていると懸念する。
そこで、「患者に寄り添う気配り先取りの看護」を行うことで質の高い看護実践の充実につなげ、同時に患者の傍に居る時間を多くすることでナースコールを削減しナースコールに振り回される悪循環を断ち切ることを目的に次の2つを課題に挙げ取り組んだ。
課題1:患者に寄り添う時間を増やし離床センサー装着や抑制を減らす。具体的活動としては、抑制しない看護に取り組むこととし、主体的に活動する各部署の代表1名、16部署合計19名が11月に金沢大学附属病院に見学訪問し、その後各部署で取り組みを開始している。課題2:始業時に行う患者の情報収集をベッドサイドで行い患者の傍に居る時間を増やす。具体的活動としては、既に始業時の情報収集をベッドサイドで患者と共に行っているA部署の成功体験を基にB部署で取り組みを開始しており、今後全部署に拡大していく予定である。年度7月と11月に各部署の活動報告会を行う予定である。

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