群馬大学

群馬大学医学部附属病院

報告者氏名:須川美枝子

H29年度
国公私立大学病院副看護部長研修

チーム医療の推進 ~インフォームド・コンセントにおける看護師の役割の明確化を通して~

[概要]
インフォームドコンセント(以下IC)はただ単に病状を告げ、治療における同意書をとることではなく、患者さんが、自身のもつ力を発揮して自身の状況を理解し、医療者とその治療方針について十分に話し合い、主体的な自己決定を行うことである。当院は、2年前の腹腔鏡手術での死亡事故後に設置された事故調査委員会より、ICの意義と重要性が職員に周知されていなかったと指摘され、ICの充実がもとめられた。これを受けて、当院は、ICの指針を改定し、治療方針決定の際の説明時は看護師の同席が望ましいことを明記しそれを推進した。その結果、看護師のIC同席数は年々増加した。IC同席率は上がってきたものの、多忙な業務の中で看護師のIC同席が形骸化し、患者の自己決定を促し、支援する、というチーム医療における看護師のIC同席の意義がまだまだ医師・看護師ともに浸透せず、具体的な行動につながっていない。ICにおける看護師の役割の明確化を通して、患者のもつ力の発揮を支援してその主体的な自己決定を促し、真のチーム医療を推進したいと考え、本計画に取り組むこととした。改訂したIC指針の読み合わせと看護師のIC場面における役割のフローを周知し、現在のスタッフの役割遂行状況を自己評価することで、問題点の明確化をはかり、現在その部分をOJTで強化を図っている。

PDFファイルを開く